水中での測量は、計測機器を搭載したボートで。レーザーを用いる地上の測量とは異なり、水中では音波を使うため、多少水が濁っていてもある程度の深さまで地形の計測が可能に。
三脚に取り付けた3Dレーザースキャナで全方位360°の地形を計測。機械をしっかりと固定できる地上設置型のため、UAVやMMSなどの移動式よりも高精度な測量を行えます。道路や堤防、グラウンドやゴルフ場、庭園などの工事に。
レーザースキャナやカメラを搭載したUAV(ドローン)で上空から測量。短時間で広範囲の計測が可能で、山間部や急傾斜地、災害地など、人の立ち入りが困難な現場でもスピーディかつ正確に地形データを得ることができます。
ダッシュしたり、スライディングしたり、激しい運動で地面が削られやすい野球場などのグラウンド。コンディションの整った運動環境を保つためにも、測量は欠かせません。
ゴルフ場跡地や遊休地の活用法として計画される太陽光発電施設。その設営に必要な地形測量やデータ作成などを通じ、自然エネルギーの推進にも貢献しています。
BIM/CIMとは、工事の完成形とそこに至る過程をコンピューター上に再現し、視覚的にイメージ共有できるようにする立体モデルのこと。その中に入りこみ、内部構造まで見ることも可能に。
建材1つ1つの素材、サイズ、性能、価格といったデータまで取りこみ、どの箇所にどれくらいの工程が必要か、何人でどれくらいの時間とコストがかかるのか…など具体的な検証を行えます。平面の設計図上では気づかなかった問題点、たとえば立体交差する鉄筋同士が同じ高さでぶつかってしまうなどの設計ミスも検出します。
山中に建造物をつくったり、新しい道路を通すとき、ドローンなどを駆使して急斜面を測量。災害時の土砂崩れなどの復旧にも力を発揮します。
新しく道路をつくる際は、設計図通りに工事を行えるように。既存道路の補修では、長年の車両通行でできてしまった轍などの凸凹をならし、水ハケのいい傾斜を復元するために測量を行います。
災害予防のため、既存の堤防に高さを加えたいとき。水中を含む広範囲の地形を緻密に測量し、どこにどれだけの土を盛るかなどを正確に算出します。
こころ安らぐ緑豊かな公園づくりにも、測量が役立っています。遊具などを設置する前にも、子どもたちが楽しく安心して使えるよう、しっかりと測量をします。
ダムの管理や港の整備には、水中の詳細な地形測量が不可欠。地上ではレーザーや写真などを用いて測量を行いますが、水中では音波を使用。計測はボートで行います。
レーザースキャナやカメラなどを搭載したMMS測量機を車に装着。道路を走るだけで周囲の地形を計測できます。走行しながら計測するため、交通規制の必要もなく、道路の長距離計測もスムーズ。路面のひび割れ調査にも活躍。
暮らしを守り、街づくりを支える『測量』に興味津々な猫。
測量していると何処からともなく現れて、作業を横からじっと見学しはじめる。オフィスに潜り込んで測量後の作業を眺めたり、気になる会議に参加したりと猫なので自由気まま。じつは一緒に仕事をしているつもりなんだとか。